「ふう~、疲れたよぅ!」「靴も靴下もびしょ濡れだぁ~!」「ケーキ、もらったよ!」
大雪の中、中学2年生たちが、職場体験から帰ってきました。
2/9(木)・10(金)に、近くの中学校では職場体験を実施しました。
保育園、ケーキ店、介護施設、スーパーマーケット、理髪店、図書館、自動車販売店、スポーツクラブ、消防署等々が、中学生に職場体験の場を提供してくれました。感謝です。
中学生たちの感想の多くは、「仕事って大変だね」「朝から夕方まで毎日は働けないよ」「職場の人たちとあまり話せなかった」等、働くことの大変さを体験してくれたようです。
ケーキ店で働いた生徒は、「何百個もあるイチゴのヘタを取り続けたよ。ヘタを取りながら、傷のあるなし、大きさ別に分けていくんだよ。指が疲れたぁ~。でも、そのイチゴがおいしいケーキになっていくのを見るのは嬉しかったよ」と笑顔で話してくれました。
「ごほうびにケーキをもらったよ。食べよう!」と可愛らしく包装された箱を開けると、まあるい直径20㎝ほどのケーキが顔をだしました。「食べるのもったいないね」「2日間働いた報酬が、このケーキか。時給いくらになるんだろう?」「四分の一だけ、みんなで食べて、あとはお父さん・お母さんに届けた方がいいよ!」との意見にまとまりました。小さいケーキの断片が口の中で優しく溶け、みんなの顔に笑顔が広がりました。
ケーキを味わいながら、「そう、働くことは、まずは大変はなんだよ。大変なこと、難しいことがあって、それをやり遂げた先に、充実感・達成感・自己肯定感・仲間の大切さなどが生まれ、仕事の楽しさがあるんだよ」と伝えました。
初日の2/9は最高気温16℃と春のような温かさ。2日目には一転して大雪、気温も10℃下がりました。
中学生たちにとって、大雪もあって記憶に残る職場体験になったことと思います。
「立春」で氷の溶けたメダカの水がめの上に雪が積もりシャーベット状になりました。
残念!!!雪景色の写真だけで、「まあるいケーキ」の写真を撮り忘れてしまいました。
小沼 好宏