先週から続いていた近くの2つの中学校の定期試験が、今日終わりました。
「あ~、終わった!」「まあまあできたかな?」「失敗したぁ!」と様々な声が聞こえてきます。
この1~2週間、CASAでみんなよく勉強しました。お疲れさま!
勉強のスタイルには、「毎日コツコツするタイプ」と「一夜漬けタイプ」があります。どちらがベターでしょうか?
中学生たちに聞いてみると、「そりゃぁ、コツコツに決まってるでしょう」「試験は一夜漬けでいいんだよ」などの答えが返ってきました。
米国ニューヨーク大学のダヴァチ博士らの研究があります。
300個の単語を「コツコツ(2日に分けて2回覚える)グループ」と「一夜漬け(1日にまとめて覚える)グループ」に暗記してもらいました。結果は、学習直後は、どちらも60点程度で差はありませんでした。しかし、重要なのは翌日の再テストの結果です。「一夜漬け」は約20点と前日の3分の1に減少したのに対し、「コツコツ」では約30点と半減するにとどまったのです。
つまり、第一に「コツコツ」と「一夜漬け」では、勉強直後の成績には差がなく、この点からみると定期試験では同じと言えそうです。しかし、大切なのは第二の視点です。「コツコツ」と勉強する方が、長期的な記憶保持という視点では良いのです。
これは、勉強の間に睡眠が入り、記憶の整理と定着に役立っているためとも言われています。
いずれにしても、定期試験が終わって、まずはお疲れさま!
ちょっと一服した後は「コツコツ勉強」をスタートしよう!
そして夜更かしのゲームなどせずに、睡眠を大切に!
明日から三月、早寝早起きができるといいね。
小沼 好宏