CASA私道花壇で、スイセンの芽がグングン伸びています。
今朝と3日前の写真を掲載しました。
3日間で約10㎝のアンパンマン人形が隠れてしまいそうです。
若者の成長も同じだと思います。
私が企業内学園(工業高校に相当)の責任者として全寮制・計600名の生徒たちと汗と涙と笑顔にまみれた感動を共有した経験を1月13日のブログで少し書きました。
この時、学園内には、「1度でも規則違反をした生徒は、その後、成績やスポーツ優秀者として表彰されない」というルールがありました。「規則違反をしないように」という「頭押さえつけ型のルール」でした。
「すべてにおいての模範生」は理想ですが、「少々やんちゃな事もしてしまうのも青春」です。何か失敗をしてしまった時に、そこからどう立ち上がるかが大切です。「規則違反をした場合に、その内容に応じて罰則が定められています。その罰則を受け反省したならば、規則違反はそこでクリアーのはずです。その後の学校生活での目標を奪ってしまうことは、成長の芽を奪ってしまう」と考え、この改革に乗り出しました。
そこで生徒たちには、「みんなの1年は社会人になった時の10年分に相当するくらい貴重で、その1年1年の成長・変化は速く、大きい。だから、1年生は1年生のプロに、2年生は2年生のプロに、3年生は3年生のプロに、プロとは何かを自ら考え、それを目指そう!」と提案し、一方で「規則違反のルールは見直す」ことを約束しました。この改革の効果は絶大でした。生徒たちの「心のコップ」を上向きにすることができたのです。
1度の失敗で、その後の学校生活の大いなる成長の頭を押さえつけてしまうのは、人を育てるという点で真の教育ではないと考えています。私道のスイセンの芽も、頭を押さえず、伸び伸びと育つよう「朝のあいさつ」をしている子どもたちと一緒に、毎日、目をかけ・声をかけ見守っていきます。
3月下旬には、スイセンが鮮やかに花開くことでしょう!
小沼 好宏