5日前(3/10)のブログで、「CASA私道でスイセンが急成長中、今月下旬には花開くでしょう」と書きましたが、予想よりもずっと早く、今朝、咲いていました(下の写真)。
身長10㎝のアンパンマン人形は、スイセンの後ろにすっかり隠れてしまいました。
スイセンを見ていると、渡辺和子さん(ノートルダム清心学園理事長、1927年~2016年)の「置かれた場所で咲きなさい」という本を思い出しました。10年ほど前、大ベストセラーになりましたが、その中に次のような記述があります。
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修道者であっても心乱れることが多かったある日、一人の宣教師が短い英詩を手渡してくれました。
「置かれた場所で咲きなさい(Bloom where God has planted you.)」という言葉で始まるその詩は、「咲くということは、仕方がないと諦め・恨むことではありません。それは自分が笑顔で幸せに生き、周囲の人々も幸せにすること」と続き、「置かれた場所こそが、今のあなたの居場所なのです」と告げるものでした。
「置かれた場所」では、「こんなはずじゃなかった」と思うこと、つらい立場、理不尽、信じていた人の裏切りなどもあるでしょう。そんな時こそ、「置かれた場所(=境遇)」に不平不満を持つのではなく「花を咲かせる心」を持ち続け、努力して欲しいのです。
でも、どうしても咲けない時もあります。雨風が強い日、日照り続きの日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと伸ばして、根を張るのです。
次に咲く花が、より大きく、より美しいものとなるために。
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毎年、花を咲かせてくれるスイセンは、道行く人々を笑顔にしてくれます。
子どもたちには、「花を咲かせる心」を持ち続けてと願います。
今年もスイセンに感謝です。
小沼 好宏