今日13:30頃、インターホンが鳴ると同時に、「おっちゃーん!」と少年の助けを求める声。「何事か?」と慌てて玄関へ急ぐと、小学1年生のO君が、「Sちゃんが転んじゃって、足から血が出っちゃってるんだよ」と真剣な表情です。その後ろを見ると、小学1年生のSちゃんの左ひざが3㎝ほどすりむけ・血がにじみ、半ベソ状態です。「大きなバンドエイドがいいんだけどある?」とO君、かわいい両手の親指と人差し指で5㎝大の四角形を作っています。「そんな大きなバンソウコウあったかなぁ?」と言いながら、バンソウコウの箱を4種類持ち出しました。
「じゃあ、そこのイスに座ってバンソウコウを貼ろうか?」とSちゃんをメダカの水槽横のイスに誘いました。傷口を見ると、血がにじんで痛そうです。傷口の血を軽く拭き取り、「どのバンソウコウにしようか?」と声をかけると、もう一人いた小学1年生のK君から、「キズパワーパッドがいいよ。俺、この前転んで足に小さなガラスが刺さっちゃったんだけど、そのガラスを取ってから、キズパワーパッドを貼ったらすぐに治ったよ」との助言があり、キズパワーパッドを貼ることに。しかし、大きなサイズはなかったので、普通サイズを2枚重ねて貼りました。
O君からも、「そう、そのバンソウコウは、傷が治るまでそのまま貼っておけるんだよ。今日の夜ご飯を食べ終わった頃か寝る前には、きっと治ってるよ」と励ましの一言があり、半ベソだったSちゃんに笑顔が戻りました。「おっちゃん家に来てよかったでしょ。けがをしたから、早い方がいいと思ったんだよ」とO君。「ありがと~う!」と手を振りながら、3人は笑顔で去っていきました。毎朝のあいさつでは、腕白で・いたずらっ子の印象が強いO君もK君も、同級生の女の子をエスコートする姿は、
「小さなかっこいい紳士」に見えました。
下校途中のケガでCASAを思い出し、SOSを求めて来てくれたことに感謝です。CASAが子どもたちにも信頼されている証拠だと思います。それも小学1年生は、4月に入学してから朝のあいさつを始めたので、まだ約2ヵ月のつきあいです。これからも、子どもたちや地域の方々との信頼関係を大切にしながら、CASAを運営していきます。
小沼 好宏