8月に入り、地域の「ラジオ体操」が始まりました。「みんなあつまれ!なつやすみ」のキャッチフレーズのもと、CASA近くでは「大泉第二小学校」と「大泉第六小学校」を会場として、期間は8月1日~8月10日、主催は南大泉連合町会、後援は小学校PTAで開催されています。6時30分開始のため、CASA前を行きは6時15分頃、帰りは6時45分頃に小学生を中心に子どもたちが今日も通っていきました。夏休みを規則正しく生活するスタートは早起きだと思います。参加する子どもたちは、偉い!偉い!
CASA前を通る子どもたちの数は、学校がある時の10分の1以下です。会場を覗いても、参加者の数は少な目です。高学年になるほどその割合は減っているようです。これは何を意味するのでしょうか? 子どもたちの生活が、完全に「夜更かし型」になっているのです。CASAに集う子どもたちと話をしていても、寝る時刻は中学生はほとんど午前様です。ゲーム、YouTube、TikTokなど、時間がいくらあっても足りないそうです。そうすると起床は早くて10時過ぎ、夏休みの目標に「毎日10時に起きる」と掲げている子もいます。昼頃に起きる子も多いのです。
昭和の子どもたちには、「ラジオ体操」は楽しみなイベントでした。朝早く友達と会って、その日の遊びの約束をすることも重要でした。今は遊びたくなったらLineなどでその時に簡単に連絡が取れてしまいます。もう1つ、「早寝早起き」の習慣が乱れている原因は、近年の異常な夏の高温にもあるのではと考えています。昭和の時代は、朝は涼しく心地よかった記憶があります。昼間の暑さも、スカッとした夏らしさがありました。今は、朝から気温が高く、今朝も6時過ぎに29℃を越えていました。子どもたちは「ラジオ体操」に向かう時からもう汗ビッショリ。今年の7月の東京の平均気温は28.7℃、1875年の統計開始以来最も高く、平年より3.0℃も高かったそうです。昼間、元気に外で遊ぶ子どもたちの姿をほとんど見かけなくなりました。夜も寝苦しいのです。「昼は元気に遊びまわり、夜はぐっすり眠る。自然と身体が鍛えられ、たくましくなって新学期を迎える」、これが「The 夏休み」でした。夏休みの風景が、すっかり変わってしまいました。どうしらたいいのでしょうか?
「ラジオ体操」のチラシの写真を載せておきました。
小沼 好宏