CASAには「8つの部屋」がありますが、今日は「のうとれルーム」をご紹介します。「のうとれ」とは「脳トレ」のことで、この部屋は、宿題などの勉強をする、何かイベントを企画する時のアイディア出し、そして話し合いなどに活用されています。そのために、ホワイトボードが2面取り付けてあり(写真あり)、出てきたアイディアなどをどんどん書き出していきます。書き出すことはとても大切で、1つの単語がアイディアを次々に引き出してくれます。
単語を書き出す時にも方法があります。出てきた順番に書き出すのではなく、最初の単語を左上に書きます。2番目に出てきた単語が、最初の単語とどの位近いのか・遠いのかを判断しながら、2番目の単語を書く場所を決め書きます。場所を決めるのに時間はかけず、直感でいいのです。ワイワイ言いながら、これを繰り返し20~30の単語を書き出していくと、何となくグルーピングが出来上がります。出来上がったグループにそれぞれ名前をつけ、グループの関係性を矢印などの記号を使い図にしていきます。これをCASAでは、「ワイワイ図解」と呼んでいます。「図解」することによって、ホワイトボードを眺めているだけで、いろいろなことが浮かび上がってきます。
「のうとれルーム」の壁には、「◎(二重丸)に横棒が一本通った図」(写真あり)が掲げてあります。「何に見えますか?」「思いつくままに、できるだけたくさん書いてください!」と書いてあります。CASAに来た子は、これにチャレンジします。合格レベルは「100個以上」です。この時に「思いつくまま」書き出しても、ある所でストップしてしまいます。しかし、上で述べた方法を使うと「100個」はらくらくクリアーできてしまいます。出てきた単語をグルーピングしてみると、「正面から見たグループ」「上から見たグループ」「下から見たグループ」などが出来上がります。そうすると「上から見ると他にもっとない?」のような問いかけが始まり、アイディアがどんどんわいてくるのです。
CASAでは、「脳トレ」や「発想法」なども大切にしています。
今までで「◎に横棒」の
一番美しいネーミングは、「避暑地のお嬢さん」です。
「大きな麦わら帽子をかぶったお嬢さんが、自転車に乗って、避暑地の緑の中を涼やかに走っている絵」だそうです。
ネーミングセンスも大切ですね。
小沼 好宏