CASAには「いろりキッチン」という7畳の部屋があります。名前の由来は、かつてこの部屋には「いろり風のテーブル」があったからです。当時の写真を載せておきます。このテーブルは、真ん中に「自在鉤(やかんや鍋をさげるモノ)」があり、どっしりとしていて食事をするには便利でした。しかし、コロナが流行りだし、子どもたちの安全のため部屋を分散して過ごす必要が高まりました。そのため、「いろり風テーブル」は「のうとれルーム」に移動し、「いろりキッチン」には折り畳み机を用意し、食事だけでなく勉強やゲームなどにも使える「多目的ルーム」にしました。
しかし、難点も生まれました。隣の部屋は「ぷれぜんルーム」(12畳)で、この部屋に大きなエアコンをつけ、暑い時や寒い時には「いろりキッチン」の空調も一緒に管理していたのですが、コロナ対応で部屋を分けて使うことになると「いろりキッチン」は、夏は暑く・冬は寒くなってしまいました。「いろりキッチン」の名前の通り、キッチンもあるので暑い夏には特に困っていました。
この度、練馬区社会福祉協議会さんから助成金をいただき、エアコンを取り付けることができ、「快適な空間」が誕生しました。この助成金の原資は、「赤い羽根共同募金」です。みなさんの善意に感謝です。猛暑のためエアコン設置工事の予約がいっぱいで、工事は8月24日になってしまいましたが…。「快適な空間」が誕生してからは、「いろりキッチン」で勉強したり、ゲームを楽しむ子どもたちの姿が目立ちます。先週末(9/9・土)には、「たこ焼きパーティー」を開きました(写真あり)。みんなの笑顔が、はじけています。これからますます「いろりキッチン」は活躍してくれることでしょう。
小沼 好宏