らんまん

2023/10/04

高校時代からの友人I君が、CASAを訪ねて来てくれました。今日の東京は小雨模様で昼間でも気温が20℃に届かず、一気に寒さに襲われました。そんな中、I君は約15kmの道のりをサイクリング車で雨に濡れながら現れました。I君の目的はCASA近くの「牧野記念庭園」を訪れること。NHK朝ドラで人気のあった「らんまん」の主人公のモデルとなった「植物学者・牧野富太郎博士」が晩年を過ごした家・庭を保存した庭園です。ここで開催中の「牧野富太郎 草木とともに」という企画展(4/3~10/9)を「一緒に観賞しよう!」と誘いに来てくれたのです。

「牧野記念庭園」に着いてビックリ! 小雨にも関わらず多くの人々が来訪していました。「らんまん」の人気もあるのでしょうが、面積約2,500㎡(50m×50m)の庭園内には企画展を待つ長い行列ができていました。この庭園は、練馬区が管理・運営をしていて、今年は「らんまん」に合わせ、様々なPRやイベントを開催しています。私は牧野博士のことは名前程度しか知らず、「らんまん」を毎日観てから博士が「人間の本物」であることを知ることができました。

CASAによく来てくれる中学生たちが通う大泉第二中学校の正門のすぐそばにあるので、博士のことや庭園のことを話題にして投げかけたのですが、「中1の課外授業で行ったけど…」程度の反応であまり興味はなさそうです。ここで反省しました。私は「らんまん」を観たからこそ、興味がわいたのです。興味がない人に「何かを伝える難しさ」を感じ、伝えたいことがあるなら「それを伝える力」の大切さを再認識しました。

牧野博士は江戸時代の末期1862年に土佐(高知県)に生まれ、明治17年(1884年)に22才で上京し、日本にまだ植物学が確立していなかった時代に約40万点の標本を集め、約1,500種類以上の植物を発見・命名しました。大正15年(1926年)に庭園のある現在地に居を構え、昭和32年(1957年)に94才でお亡くなりになりました。まさに「コツコツと努力を積み重ねる人生」でした。当時のまま現存する書斎の写真を載せておきます。子どもたちに伝えたいことは2つ。1つ目は博士の「コツコツ人生」です。2つ目は「友人の大切さ」です。高校時代からの友人I君は、今でも、愛車のサイクリング車で日本全国を走り回っているそうです。最近体力がめっきり落ちてきた私は、大変良い刺激を受けました。友人を持つ大切さの1つは「良い刺激」をもらえることを実感しました。良き友I君に感謝!

小沼 好宏


お知らせ&ブログ

一覧

MENU

お問い合わせはお気軽に!
03-6321-8822
090-7825-4378
OPEN 7:00~19:00 / 365日無休
MAP
練馬区南大泉4-52-20
(西武池袋線「保谷駅」徒歩2分)

PAGE TOP