10/31は「ハロウィン」です。秋のイベントとして、仮装を楽しんだり、パーティーを開いたり、子どもたちは楽しみにしています。そこでここ数日、CASAの部屋の中にハロウィンの
飾りつけをしました(写真あり)。「ハロウィン」とは、もともとはヨーロッパ(アイルランドやイギリス)を発祥とするお祭りで、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いのある行事だそうです。2000年以上の伝統ある行事で、現在は10/31のみが「ハロウィン」として定着していますが、正確な期間は10/31から11/2で、この期間、国によっては死者の魂を慰める行事が行われます。
「ハロウィン」には、なぜ仮装をするのでしょうか? それは、先祖の霊と一緒に悪霊たちも、この世にやってくると信じられていました。作物に悪さをしたり、子どもたちをさらったりする悪霊から身を守るために仮装を始めたのです。ここ数年、コロナの影響で仮装をしてCASAに来てくれる子どもたちは少なくなっていましたが、今年はどうなるか楽しみにしています。子どもたちは「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ!)」と言いながら、近所の家を回り玄関先でお菓子をおねだりする風習があります。「トリック・オア・トリート」と言われたら、「ハッピーハロウィーン!」と答えてお菓子を渡すのがルールです。お菓子には悪霊を追い払うなどの意味があります。
渋谷区長が「ハロウィンには、渋谷に来ないで!」との異例の呼びかけをしています。確かに最近の「渋谷のハロウィン」のバカ騒ぎには眉をひそめたくなります。そうではなく、「地域の中でルールを守ったハロウィン」は、守っていきたいなと考えています。CASAは私道入口での「毎朝のあいさつ」と私道花壇で四季の花々を育て「季節の風景」を提供することにより、「笑顔・あいさつ・うるおいにあふれた地域づくり」を目指し、そんな地域の中で笑顔にあふれた心豊かな子どもたちの成長を応援することを目的としています。
飾りつけをもう1つ。CASAによく来てくれる中2女子のIちゃんのお誕生日が先週ありました。その時にいた子どもたちが、小さなパンケーキに生クリームなどで飾りつけをして、それぞれのバースデーケーキ作りをしました(写真あり)。後から来た子どもたちが審査員となり、「どのケーキが一番おいしそうか?」という視点で投票しました。Iちゃんのケーキが金賞でした。「Iちゃん、お誕生日おめでと~う!」
「ハロウィンの部屋」と「手作りケーキ」の飾りつけの写真を載せておきます。
小沼 好宏