今週は、近くにある2つの中学校(大泉中と大泉二中)の定期考査がありました。大二中が月~水、大泉中が水~金でした。頑張る子は、CASAで21時半頃まで勉強をしていました。みんなそれぞれの頑張りに応じた成果があることを願っています。そんな中で、11/8の「立冬」を境にして、
季節は急速に移ろい始めた感じがします。
CASAの私道花壇で、緑のじゅうたんと幸せの黄色い花を楽しませてくれていたキバナコスモスが、来年に向けて種を育んでいます。初夏、盛夏、そして今の写真を載せておきます。この種をこれから約1週間かけて子どもたちと大切に集めます。その後はクリスマス・イルミネーションの飾りつけが待っています。クリスマス1ヵ月前の来週末(11/25頃)には飾りたいと思っています。
クリスマス・イルミネーションには、とても深い思い出があります。CASAの活動を始めて3年目の冬でした。クリスマス・イルミネーションをみんなで私道に飾っている時に、「せっかくだからイルミネーションの点灯式をやろうか?」とポツリとつぶやいたところ、乗り気になってくれた兄弟がいました。「やろう! やろう!」「チラシを作ってくれたら僕たちが配るよ」「何人集めようか?」等々、話が盛り上がっていきました。
最終的に128人の人々が集まってくれて、CASAが地域に認められ・信頼を得る大きなターニングポイントになりました。スタッフよりも子どもたちが中心になり、受付・司会・ゲーム運営・お菓子渡しなどを見事にこなしてくれたのです。こんなに人々が集まってくれたのは、子どもたちの「口コミ」が中心でした。他の団体さんから、イベント時の集客が難しいとの声をよく聞きますが、子どもという「広報マン」に勝るものはないと学びました。
この出来事からの学びもあり、CASAのイベントや運営は全て
「子ども中心」です。子どもたちが自ら考え、話し合い、計画し、行動するという経験が、最大の成長につながると確信しています。CASAのこれからの大きな目標の1つは、
「若者飛翔の場」になるということです。小さな積み重ねが1つ1つ実って行けばたどり着けると信じています。当時小学5年生で点灯式を盛り上げてくれた兄弟のお兄ちゃんも、今は高校生になり医師を目指し頑張っています。
小沼 好宏