初めてのこと

2024/02/21

今日は「都立高校入試日」です。多くの中学3年生にとっては、初めての大きな試験でしょう。今朝は朝から冷たい雨が降り、東京では昨日の昼間24℃あった気温が今日は8℃の予想、気温差なんと16℃です。体調を崩さずに試験に臨んでほしいものです。CASAに集う中学3年生たちが、どんな報告に来てくれるのか楽しみにしています。

初めてのことといえば、子どもたちの専売特許と思っていたのですが、ここ数日考えを改めています。というのも、ご近所で仲良くしていただいている93才の「おじちゃん」と91才の「おばちゃん」が相次いで体調を崩し、入院してしまったのです。地域の中では今でも「おじちゃん」「おばちゃん」と呼ばれている元気印のモデルなので、周りの人たちには心配の波が広がっています。このように、ご高齢の方々にとっても、これからの日々は未知の領域なのです。高齢者は経験豊富で何でも知っていると思い込んでいたのですが、自身の体調がどのように変化していくのかなどは、実は想像もつかないことなのです。私自身を振り返ってみても、40代・50代・60代と体調が変化し、いざ自分で直面してみると身体の変化は日々、五里霧中といった感じです。

初めてのことは、その内容に差はあるものの、子どもたちにも高齢者にも共通に存在しているのです。子どもたちにとっての初めてのことは「大きな夢」へつながっている感じがしますが、高齢者にとっての初めてのことは「縮み志向」の様な気がします。しかし、この「縮み志向」の先にも夢を持ちたいものです。まずは「おじちゃん」「おばちゃん」が、お元気な姿で地域に戻ってきてくださることを願っています。そしてその先に描く夢を見つけたいものです。今日という日は、過去に視点を置けば一番経験を積んだ日であり、未来に視点を置けば一番新しい日なのです。

現在CASAは、子どもたちをメインとした活動を推進していますが、地域の中に住むすべての人たちに向けて、何ができるか考えるきっかけになりました。高校入試の報告を待ちながら、こんなことを考えている寒い朝です。

小沼 好宏

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