先週そして今週の土曜日、CASA近くの小学校・中学校・高校では、運動会(体育祭)が開催されました(開催予定です)。5月といえば
「風薫る爽やかな季節」というイメージがあり、まさに運動会シーズンです。ところが、今、台風が日本列島に近づいていて明日から風雨が強まるとの予報もあり、今週末の開催は微妙な様子になってきました。また、先週の土曜日は、爽やかな季節というよりも夏日に近い暑い日でした。地球の温暖化が進み、運動会をいつ開催すれば良いのか、学校では頭を痛めているそうです。かつては運動会と言えば、1964年10月10日開催の東京オリンピックに代表されていたように秋が定番でした。しかし、その後、残暑が厳しくなり、9月に運動会の練習をするのことが子どもたちの健康に負担となり、春開催の運動会も始まったそうです。春と言っても今年は5/5が「立夏」で、暦の上でももう初夏。春にも秋にも運動会開催が厳しくなっています。日本の四季が乱れ始めていますね。
CASAに来てくれる子どもたちの多くは、運動会を楽しみにしています。率先して応援団、ダンスリーダー、選手宣誓などにチャレンジしています。クラスメイトと協力し、一致団結して戦うことは、よい経験・思い出になるはずです。運動の苦手な子たちにも、「自分のできる範囲の精一杯をだせばいいんじゃない」と話しています。一方で、運動大好きな子から、先週土曜日の運動会のリレー戦で、「バトンを落としちゃったよ」との報告がありました。ベストを尽くしていても失敗もあるでしょう。「Don't mind! さあ次の目標に行こう!」とアドバイスしました。
一流のアスリートをみていると、失敗からのリカバリーが上手な選手が超一流なんだなぁと感じることがよくあります。そのきっかけは、「何か風が吹く」ことかなとも思います。5月に
「薫風」が吹くように、年初めの
「新風」から始まり
「光風」「清風」「爽風」「涼風」と心地よい風が吹き、一方で
「熱風」や
「烈風」などの激しい風も吹きます。これらの風が吹くタイミングに、子どもたちは踊るように跳ぶように成長する姿をみてきました。CASAは、子どもたちが自分たちの想いを風に乗せて成長するのを応援することを目標にしています。子どもたちの心にいつも追い風を送りたいと…。「さあ、次に行こうぜ!」
小沼 好宏