今日は、季節の二十四節気・七十二候の1つ
「半夏生(はんげしょう)」です。「半夏生」とは「夏至」から数えて11日目の日で、その日から5日間をいいます。7/2から「七夕(7/7)」までの5日間が多いのですが、今年は夏至が1日早かったので、今日が「半夏生」です。いろいろな説がありますが、農作業の大切な目安として、田植えは「半夏生」に入る前までに終わらせるのが良いとされ、無事に田植えが終われば田の神に感謝をし、この期間、農家の人たちは体を休めるそうです。
「半夏生」の今日、雨模様の中、子どもたちは元気に通学していきました。そんな子どもたちの安全を守るために、
「ひまわり110番」があります。学校やPTA、地域の防犯組織などが実施団体となり、万が一、子どもが犯罪に巻き込まれそうになった時に、助けを求め、安全を確保できる場所として、学区域における家庭・商店・事業所に協力依頼し「緊急避難場所」として
「ひまわり110番」が設置されています。
CASAも
「ひまわり110番」に協力を始めて10年目になります。5年前の放課後、小学4年のT君が、「おっちゃん、助けて! RとYが変な大人2人に絡まれているよ!」と駆け込んできました。「それ一大事!」と、T君に案内されるままに約100mダッシュしましたが、向こうからR君とY君が何事もなかったように帰ってきました。事情を聴くと「いきなり、おじさんとおばさんが、お前たち、うちの犬をいじめただろう!」と言ってきたそうです。「知りません」と答えると「本当か?」とブツブツ言いながら離れていったそうです。そのやり取りを少し離れた所で見ていた男の子がCASAまで助けを求めて駆け込んできたのです。何事もなくて良かったです。と同時に、CASAを思い出して駆け込んできてくれたことを嬉しく思った記憶があります。そんな彼らも今は中学3年生。今でも時々CASAに顔を出してくれます。
子どもたちには、次のように伝えられているそうです。「がっこうへのいき・かえりや、そとであそんでいるときなど、じぶんのみにきけんなことがおきたら、すぐにたすけをもとめましょう。近くに
『ひまわり110番』があったら、かけこんでたすけをもとめましょう」と。子どもたちには
「ひまわり100番」は認知されているようです。先週末、
「ひまわり110番」のPTAの方が、お子さんとあいさつに来てくださいました。新しい
「ひまわり110番」のステッカーをいただいたので、早速、CASA正面の建物の壁に貼りました。
小沼 好宏