車がパンクした!

2024/07/29

朝、車で自宅を出て、数メートル進むと何だか変な感じが…。左前方にガタガタする感じがありました。車を止めてタイヤをみるとパンクしていました。ペっちゃんこです。10m程先の脇道まで車を動かし、「さあどうしよう?」と思案しました。大学生の時に友人とドライブ中にパンクを経験して以来です。その当時は、スペアタイヤが車に搭載されていましたが、最近の車にはありません。「確か『パンク応急修理セット』」があったよなぁ?」と思い出しつつ、トランクを開け工具箱を覗き込みました。

ありました。ありました。「パンク応急修理セット」です。主な内容は、500ccの「修理剤ボトル(ドロドロとした接着剤の様な液体が入っている)」と20cm×20cm×5cm程度の「エアーコンプレッサー(空気入れ)」です。初めての経験なので、セット付属の「取扱説明書」を読みながら、「大丈夫かな?」と思いつつチャレンジしました。まず、タイヤの空気注入口にある小さな部品を「説明書」のとおり外してみました。タイヤに残っていたわずかな空気が「プッシュ~」と抜けました。空気注入口と「修理剤ボトル」を付属の「注入ホース」で結び(ねじ込む溝がある)、ボトルを指で何度も押しながら全部を流し込みました。次に空気注入口と「エアーコンプレッサー」を結び空気を流し込みます。車のエンジンをかけ、「エアーコンプレッサー」を「電源ソケット」とつなぎスイッチを入れると、タイヤが膨らんでくれました。タイヤの中に流し込んだ「修理剤」がタイヤの内側で広がって、接着剤の幕となって空気の抜けた部分を塞いでくれたのでしょう。

恐る恐る車を動かしてみるとタイヤは復活していました。もちろんその後、修理工場に連絡しチェックしてもらいました。メカニックの方からは次のことを教えていただきました。①タイヤチェックをしたが空気が抜けた穴の様なものは見当たらなかったが、タイヤに小さなヒビが何本か入っているのでそこから抜けたのだろう。②走行距離3万㎞あるいは3年経ったらタイヤ交換することをすすめる。(これは軽自動車の場合。私は2年半前から小回りの利く軽自動車に乗っている)③軽自動車の場合は、タイヤは小さく、その分タイヤの大きな車と同じ距離を走ってもタイヤのすり減りは大きい。④車体が軽いためタイヤもそれにあった程度の強度しかないなどなど。3万㎞という走行距離にも3年という時間にもまだ達していませんでしたが、4本とも新しいタイヤに交換しました。

長々と「車のパンク」について書いてしまいごめんなさい。今回の経験を通じて、次のようなことを考えました。私たちの「心のパンク」も同じではないでしょうか? 「心のパンク(=傷)」は見えません。でもそばにいる人が、「何か変だな?」と気づいたなら「すぐに応急処置」が必要なのです。「処置の方法」は簡単ではありません。車の「パンク修理の取扱い説明書」ようなものはありません。しかし、CASAに集う子どもたちの言動にはいつも注意しながら「必要な応急処置」ができる存在でありたいと改めて思いました。子どもたちの心は、軽自動車のタイヤのようにまだ十分な強度がなく繊細な面があります。

小沼 好宏

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