9月の第2週に入り、いろいろなことが
動き始めました。昼間はまだまだ強い夏の陽射しですが、耳を澄ますと朝夕には虫の音が聞こえ始め、空を見上げると澄んだ青空が広がっています。CASA近くの2つの中学校では、今週、定期考査があります。さらに1つの中学校では、考査後すぐに3泊4日の修学旅行へ出発。この世代は、小学6年生時の修学旅行がコロナ禍で中止になったので、いろいろな思い入れがあるようです。歴史の授業で学んだ京都・奈良を味わってきて欲しいと願います。高校では、先週末そして今週末に文化祭が続きます。CASAに来てくれる子どもたちも、それぞれの準備に汗を流しながらも楽しんでいる様子です。
CASA私道花壇のキバナコスモスは、今夏の酷暑と雨の影響もあってか、例年以上に背が高く育ちました。今朝の朝のあいさつでキバナコスモスと並んだ小学生たち(3・4年生、身長135~140cm)と比べると、その高さがよく分かります。おそらく2mを超えているものもあるでしょう。朝の秋風に吹かれ、ユラユラと揺れていました。花壇にいたショウリョウバッタが小学生の手で一服した後、秋空に向かって大きくジャンプしました。夏から秋への季節の移ろいに合わせ、子どもたちも自然も
動き始めました。
夏休み明けすぐの定期考査は、珍しいことです。おそらくこれから始まるいろいろな行事・イベントを考慮した結果なのでしょう。実りの秋に、子どもたちもたくさんの経験を積んで、バッタのように大きくジャンプしてくれることを祈ります。なお、ショウリョウバッタとは、8月中旬の旧盆(=精霊祭)の時季になると姿を見せ、斜め上に尖った頭部が精霊流しの精霊船の形に似ていることから、この名前がついたそうです。夏と秋がせめぎあいながら、実りの季節に向かって
動き始めたことを感じた朝になりました。
「キバナコスモスと小学生たち」と「手の上のショウリョウバッタ」の写真を載せておきます。
小沼 好宏