昨日(10/27)は、第50回衆議院議員選挙でした。結果は、「自公大敗、過半数割れ」でした。選挙は、今後の日本の行く末を託す大切なモノですが、投票率は53.81%で戦後3番目に低いものだったそうです。しかし嬉しかったのは、昨日、朝からやって来た小学6年生5人組です。開口一番、「おじちゃん、選挙に行った?」に始まり、CASAのある東京都第9区の4人の候補についての詳しい解説が始まりました。さらに比例区についても、それぞれの党について解説してくれました。
選挙に関連しては、CASA近くにある2つの中学校(大泉中学校、大泉第二中学校)の中三生徒が、先週、衆院選につての課題レポートを持ってやって来ました。公民の課題レポートです。中身はなかなか濃くて、①それぞれの政党の公約は何か? ②その公約を受けて、あなたは将来の日本がどのような国になって欲しいと考えるか? ③小選挙区の候補者で誰が当選すると予想するか? また、その理由は? などの問いでした。課題レポートを持って来た中三生徒たちは、すぐにインターネットで調べようとしたので、「チョッと待って!」と声をかけました。ちょうど手元に、数日前に配布された
「選挙公報」があったので、「まず、これを読んでみよう。各党の公約も並んでいるので、比較もし易いんじゃない?」と投げかけてみました。生徒たちは、
「選挙公報」を読み、それぞれに気づき、考えたことをまとめてレポートを完成しました。
小学生、中学生が選挙に興味を持ち、あるいは授業で選挙について学ぶことは大切なことだと思います。投票権が18才に早まったことも、公民で選挙を学ぶ理由の1つなのでしょう。私自身は
「選挙公報」をじっくり読んだことはなかったのですが、今回子どもたちと学び、いろいろな発見がありました。「比例区用」と「小選挙区用」の2つがあり、さらに「最高裁判所裁判官国民審査審査広報」が「比例区用」に挟まれていました。最近はインターネットの進歩により、何でも手軽にすぐ調べることができます。便利なモノを効率よく使うのは時代の流れで否定しませんが、やはり
「現場・現物・現実」という「三現主義」(現場で現物を観察し、現実を把握したうえで問題解決を図ること)は大切にしたいと考えています。CASAではこんなことも子どもたちに継承できたらと思っています。
「選挙公報」という現物を読んで面白い発見をしました。各政党欄には、QRコードが印刷されていて、これを読み込めば各党のホームページに飛び、さらに詳しく公約を知れるようになっていました。しかし自民党だけはQRコードではなく。ホームページアドレスが載っていました。何故だが理由は不明ですが…。
小沼 好宏