11年目の朝に…

2025/04/01

新年度の幕開けの今朝の東京は、冷たい雨の降る真冬のような寒さです。新入社員でしょうか? 初々しい若者が、コートの襟を立て駅に向かって歩いていきました。寒さを追い払い、皆さんの前途が明るく・暖かいことを祈ります。CASAがスタートし11年目に入ります。CASAに集ってくださる皆さん、「毎朝のあいさつ」をしてくださる皆さん、支援してくださる皆さん、これまで関係してくださった全ての皆さんに感謝します。

11年目を迎えて思うのは
「時間」の大切さです。CASAの前身である実家がこの地に居を構えてからは66年が経ちました。小中学校の同級生の中には、江戸時代から300年以上続く農家を引継ぎ、今だ現役で活躍している「仲間」が多くいます。そのため、CASAのある西武池袋線「保谷駅」から徒歩1~2分の場所(南大泉)には、農地が広がり「農のある風景育成地区」として有名です。中学生と一緒に「農のある風景」を調べてみました。その始まりは「8代将軍・徳川吉宗」の時代(江戸時代中期以降=1716年~)に「享保の改革」の一環として武蔵野の新田開発が始まり、「これが南大泉の農地の始まりだろう」という記述に出会いました。人口増加した江戸の食卓を支えるために農地開発が進み、その先祖代々の大切な農地が今も守られているのです。

農地の役割としては、「食料生産の場」「緑地」などの基本的な役割だけでなく、最近では「災害時の避難場所」「災害時の食料・水の供給」などの災害時対応が加わり、多面的な役割を求められています。外国の大きな都市では、都市の開発に合わせ、農地を住宅地の外側へ移してしまったため「災害時の避難場所」がなく、反省しているそうです。そこで2019年に、世界初の「世界農業都市サミット」が南大泉で開催され、5ヵ国の都市(ニューヨーク、ロンドン、トロント、ソウル、ジャカルタ)が「農のある風景」を見学に来ました。CASAのある南大泉は、こんな恵まれた「空間」にあるのです。

300年という歴史を深く吸い込み思う
のです。CASAに集う子どもたちの成長は速い。その真っ只中にいる当事者の子どもたちには、「青春」という貴重な「時間」の大切さを実感するのはなかなか難しいでしょう。そこでCASAに来てくれた時には、貴重な「時間」を過ごすお手伝いを少しでもできればいいなと思います。「農のある風景」は、農業という作業を継続し・循環した成果です。CASAも「継続と循環」を大切にこれからも歩みたいと再決心した年度初めです。

CASAの私道花壇には、今年も黄色いスイセンが咲きました。このスイセンは、私の両親が植えてくれたものです。何だか「継続と循環」の象徴のように感じます。写真を載せておきます。

小沼 好宏


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