新学期が始まり1週間が経ちました。今朝の「朝のあいさつ」では、新1年生たちの顔には、まだチョッピリ緊張気味の子もいましたが、
笑顔が輝いていました。CASAは今年11年目を迎えましたが、発足当初は地域の皆さんに知っていただくために
「CASAの顔づくり」をどうしようか考えました。
この10年間、いろいろな工夫を積み重ねてきました。私道入り口には、当初はベンチを置きました。このベンチでは、通学途中の子どもたちが朝にはここでチョット休み、買い物途中の大人の皆さんは私道花壇の花々を愛でながらおしゃべりを楽しんでくれました。現在は、移動可能な3つの白いイスを置いてあります。これは、朝には公道側に向けてイスを並べると子どもたちが気軽に座れること、夏の暑い時には日陰にイスを動かせることなどの利点があるためです。イス、花壇の花々、そして地域のチラシ掲示などが
「最初の顔」です。
次に公道から見て正面の建物は「まえの家」という名前です。この建物の2階窓には、外向きに直径60cmの大きな電波時計が掛けてあります。CASA前を通る多くの人たちが時計をチラ見して行きます。当初は、デザインのきれいな時計をかけていました。しかし、時々「おっちゃん、時間狂ってない?」と子どもたちに教えられたことがありました。そこでデザインよりも正確性を重視し、大きな電波時計に変えました。面白いもので、自動車に乗っていて時間は分かるだろう人たちも、電波時計をチラ見してくれます。時計の横にはCASAのロゴマーク「ワイワイ!」が並んでいます。その上にはCASAの大きな文字も張り付けてあります。これが
「第2の顔」です。
3つ目は、「まえの家」の1階ドアです。この部屋は「おーぷんドア」という名前で、当初は小さい子どもたちがこの部屋で遊んでいて夕方迎えに来た保護者の方々が、「〇〇ちゃん!」と呼ぶ声が分かるようにドアをオープンにしていたのが名前の由来です。しかし、近年はCASAに来てくれる子どもたちの年齢構成が高くなり、このような利用ではなく勉強などに使われる割合が高くなっていました。そんな状況の中で、昨年からこの部屋を美術教室「get you」さんのレッスンにもお使いいただくようになりドアを飾りました。get youさんとCASAのポスターは手作り、まわりの小さな動物たちは壊れたおもちゃの一部を貼り付けました。これが
「第3の顔」です。こんな化粧をするのも楽しみの1つです。
子どもたちのいろいろな顔に毎日会えることは、最高の楽しみであり幸せです。
以上のCASAの
3つの顔の写真とおまけに「おくの家」の玄関の写真を載せておきます。
小沼 好宏